アレンジメント
作品を完成させると、制作で生じた紙の山を撮影し、並べ直します。ごく小さな断片は捨て、残りは分類して保管します。こうして形を変え、組み合わせ直された紙が、アレンジメント・シリーズの土台になりました。多くのアーティストが、アトリエの廃材を眺めて完成作と比べているのではないかと思います。シリーズ初期の作品は静物として扱っていましたが、それがあまりに即物的に感じられてきたため、ドローイングを通して構図を練り直し、より抽象的になるに任せるようになりました。続きを読む »
掲載作品はすべて象嵌切り絵です。象嵌(ぞうがん)切り絵とは、切り出した紙片を重ねずに組み合わせ、一つの層を作る技法です。市販の保存性の高い紙は、限られた色数を広げるために、通常アクリル絵具やフラッシュ(Flashe、ビニル絵具)で着色します。紙片はメスで切り出し、互いに嵌め込んで一層に組み合わせ、可逆性のPVA接着剤で貼り付けます。仕上げの保護用マットUVニスの前に、アイソレーション層を塗布します。
















